弁護士法人 大西聡法律事務所|弁護士空白私が埋める

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弁護士空白私が埋める

平成15年9月23日 朝日新聞


【要約】弁護士が不在か一人しかいない地域は「弁護士過疎地域」「ゼロワン(0〜1)地域」と呼ばれています。そのゼロワン地域のひとつ、脇町で、平成15年10月1日、徳島弁護士会の大西聡弁護士(40歳)が事務所を構えることになりました。「故郷で地域貢献できれば」という思いに背中を押されたと言います。

 大西さんは脇町出身で、中央大学を卒業後、司法試験に合格。7年前に徳島市内の弁護士事務所に入りました。社会問題にも関心を持ち、県政に提言する市民団体「民主主義のがっこう」の代表世話人を務めたほか、現在も日弁連の消費者問題対策委員会副委員長や県の男女共同参画会議委員を務めています。

 徳島地裁によると、脇町支部では昨年度、民事裁判が50件起こされ、刑事事件の起訴件数が66件にのぼったとのこと。しかし、大西さんは、弁護士不在のため、警察や民生委員に相談するケースも多く、交通事故で示談屋の横行も耳にするといいます。「収入は減るが、採算面では何とかなる。困っている人に適切な法的アドバイスを提供したい。僕が何とかやっていければ、後に続く人も出てくるのでは」。そんな期待も抱いているそうです。

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